LCCのパイロット不足問題と打開策

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宮古島の海

LCCのパイロット不足問題と打開策

LCCが相次いで参入した事により、格安航空券は国内でも普及しました。
それはとてもいい事なのですが、今の養成スタイルではパイロット不足の需要を埋める事が出来ない状態です。
ではなぜパイロット不足に陥ってしまったのでしょうか?

LCCのパイロット不足の現状

実は最近LCCでは、パイロット不足で欠航するケースが増えています。
通常であれば、ある便の飛行機を操縦するパイロットがいて、そのパイロットに何かあった時に、代わりに操縦する予備のパイロットがいるはずなので、飛行機が欠航するという事態は簡単には起こりません。

しかしながら、パイロットが複数人退職して、その穴埋めが出来なかった事により、パイロットが不足し、欠航するという事態を引き起こしてしまいました。

パイロットと言えば、高収入で格好いいと憧れの職業の1つですよね。
ではなぜそんな人気の職業であるパイロットが不足してしまったのでしょうか?
その原因はLCCの新規参入が相次いだ事が関係しています。

国内外で航空路線がどんどん拡大傾向にあり、年間で300人ペースでパイロットを養成しなければ、パイロットが不足してしまいます。

パイロットの養成方法は、航空大学、私立大学、民間、そして航空会社の自社養成の4つの方法があります。
ちなみに年間で、航空大学で80人、私立大学で80人、民間で20人、自社養成で50人程度養成する事が可能です。
ですがこの人数では合計230人なので、300人に到達せず、パイロット不足が解消されないのです。

パイロット不足は航空路線が拡大したからですが、自社養成しているのが国内では、現在JAL、ANA、スカイマークの3社だけです。
そのため3社は自社養成により、ある程度必要数のパイロットを確保する事が出来ますが、LCCは自社養成を行っていないため、パイロットの確保が不十分な状態です。

LCCでパイロットを養成しない理由

パイロットを自社養成しようと思ったら、時間もお金もかかってしまいます。
そのためLCCではパイロットの自社養成を行っていません。
今まではそれでも大手航空会社をリストラされたパイロットを大量に採用する事が出来ました。

しかしパイロット不足の現在では、LCCはパイロットの確保が難しくなってきています。
その打開策として、ピーチは、2018年に自社養成を始める事を発表しています。
その動きは今後、他のLCCにも広がっていくと考えられます。

現在ピーチでは航空券の料金値上げなどの話は聞こえてきませんが、自社養成を負担するようになる事で、格安航空券の料金にどのような変化が現れるのか、注目する必要があります。

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